最初の会社

エピソード

皆さんこんにちは(^^♪

前回の記事にも書いた通り、私がこれまでに経験した職業について一つずつ解説していきます。

入社した経緯

前回でも言いましたが、超就職氷河期の中でようやく採用してもらった会社は自宅から訳40km離れた隣の市でした。会社まで毎日約1時間強かけて通勤していました。この当時はとにかくようやく内定を勝ち取った会社だったので会社員として働けるだけで夢と希望で満ち溢れていました。

学生時代に飲食店のアルバイト経験はあったものの、なにせ社会人1年生の私は営業職なんてできるのかという不安は当然ありました。

通信機器(主に事業所用の電話機と複合機)を販売するために毎日訪問するエリアを決めて、ひたすら会社の決裁権者(主に社長が多い)にアポイントを取っていくのが私の仕事でした。私の担当エリアは都市部ではなかったため移動を重ねながらせいぜい1日に20~30件訪問するのがやっとといったところです。

完全飛び込みアポなしの法人営業は基本が門前払いでした。時には目の前で名刺を破り捨てられたりもしました。当初は心が何度も折れそうになりましたが、それでもめげずに定期的に何度も訪問し続けていました。当然最初の一か月は一つの有効なアポイントも取れませんでした。

2か月目に入ったところで変化が・・・

ある日、何度も訪問した会社へ向かって歩いていると、正面玄関前で社長と出くわしました。『また怒鳴られる!』と頭を下げたところ、『また来たの?あんたも懲りないねえww、今時間があるから中へ入りなさい』全く想像しない展開に動揺しながらも私は社長室へ案内されることに。

20分ほど雑談をしたところで社長から、『で、君は何を売りに来たの?』と言われ、『通信機器の更新で伺いました。』とパンフレットを差し出しました。すると、『どの商品がおススメ?買うから。』

衝撃展開( ゚Д゚)

アポインターの仕事は決裁権者にクローザーと言われる商談を行うベテラン営業に橋渡しをするところまでだったのですが、私は初めての契約をアポインターで交わしたのです。というか、上司を後日連れてくることを伝えたところ、『いや、今契約する。私は君の熱意を買ったんだよ』と。営業マンとしての最大の誉め言葉でした。そして、私は電話機数台と複合機の合計200万円以上の契約を取ることができたのです。

この会社で学んだこと

人見知りで初対面の人と話すことが得意ではなかった私がこの会社を通じてコミュニケーション能力と大小問わず企業の数多くの経営者の方と出会って、『様々な苦労や失敗の上にしか成功はない』ということを身をもって学ぶことができ、今でもそれが自分自身のバイブルとなって物事をポジティブに捉えることが出来ています。

ダメもとで1歩踏み出す勇気(結論)

人はいろいろな場面で『決断』を迫られることがあります。しかし、多くの人が失敗を恐れて諦めてしまいがちです。

重要なのは成功ではなく、成功に向けて努力した過程に多くの学びがあり、前進する糧になって人は成長するものだと思います。経験者の言葉が響くのは様々な場面に直面し、思い悩み苦しみ時には喜びなどを知っているからリアルに響くんだと思います。

年齢や性別、向き不向きなど関係ありません。思い立ったらまずそのドアを開けて一歩踏み出してみてください。失敗すればするほど自分の成長の果実を得られると思います。そこで経験したことは必ず何らかの形で後の人生に役に立つと確信しています。

 

 

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