2つ目の会社長野編(パート5)

エピソード

みなさんこんにちは(^^♪

今日は長野編の後半になります。前回は仕事以外の話が中心でした。

今回は仕事について話していきたいと思います。

毎月あの日が・・・

マネージャーとしての仕事で一番嫌だったのは、毎月1回東京で開催される全国会議でした。

当然、成績が悪いと発表させられて、お偉いさんから容赦ない指摘を受けて中にはそれが原因で左遷と降格処分を食らい退職する人もいるくらい精神的にキツイ会議なのです。

松本から東京へ向かう特急スーパーあずさ(今はあずさ)に乗ると到着までの2時間超がめちゃくちゃ早く感じてしまう程でした。

その中でも、全国から集まるマネージャー達との情報共有や一緒に食事したりすることは唯一の楽しみでもありました。

当時の長野支店は仕事量に対して人が足りておらず、東京や名古屋から応援人員が絶え間なく来て一緒に仕事を行っており、その時々で人が入れ替わるなんともにぎやかな支店でした。

ある日、いつものようにマッチング業務をしていた時、1本の電話を取りました。

『あの~、仕事紹介してください。』

登録スタッフだったので、通勤圏内に出ていた求人を順番に紹介していったのですが、どれも興味を示しませんでした。

『簡単な作業で時給2000円の仕事ないですか?』

あるわけねえだろっ!と心の中で叫びつつ、低調にお断りしました。

後で同僚に聞いたところ、この方は2年前からほぼ毎日電話してきては『時給2000円の仕事ある?』と聞いてくる有名なスタッフだとか。

このスタッフに働いてもらう!

私は、このスタッフをなんとか就業までこぎつけてもらおうと、率先して電話に出て対応しました。徐々にですが私に心開いてくれているように感じていました。

このスタッフは年齢は30代、特に何かの経験やスキルがあるわけでもなく、条件だけ厳しいコーディネーター泣かせで同僚からは避けられていたようで、親身になって話を聞き入れる私に徐々に仕事をしようという姿勢が見えてきました。

ついに!

苦節3か月、ようやく私はこのスタッフを就業に導くことができました。周りの同僚も驚いていました。

『よくこのスタッフを就業までお世話できましたね』

せっかく仕事に就くために登録してるんだから、探している人全員に仕事を紹介して就業までサポートしたいという思いがあり、一人一人の性格やこれまでの経歴を詳細に聞いたうえでベストな仕事を紹介することに喜びを感じるようになっていったのです。

まずやってみる!

生活をする為に仕事をしている人がほとんどだと思いますが、仕事を選びすぎるとなかなか見つからなくて収入が途絶えたりすると本末転倒で余裕が無くなり最終的に意欲が減退してしまいがちです。

最低限の条件をクリアしていたらまずやってみることが仮に合わないと感じても一つ経験が積める分、成長できると思います。

中々一歩を踏み出せない人は取り敢えずやってみるという精神でトライしてみては如何でしょうか?

今日はこの辺で終わりたいと思います。それではまた!

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